ヒョウのハチと兵士の物語
ヒョウのハチ – 戦時下の感動物語
出会いと成長
1941年、日中戦争の最中、日本軍小隊長・成岡正久さんは中国湖北省で生まれたばかりのヒョウの子を発見し救出。第8中隊にちなんで「ハチ」と名付けました。兵士たちはハチを家族のように愛し、ハチも彼らに深い愛情を示しました。
別れと悲劇
1942年、部隊が前線へ移動することになり、ハチは上野動物園へ。人気者となったハチでしたが、1943年の「戦時猛獣処分」で毒殺され、剥製に。休暇中に帰国した成岡が動物園を訪れた時には、ハチはすでに亡くなっていました。
遺志の継承
戦後、成岡さんは動物園からハチの剥製を譲り受け、大切に保管。1981年に高知市子ども科学図書館に寄贈され、2018年からは「オーテピア高知みらい科学館」で展示されています。
現在の取り組み
戦後80年となる2025年、「ハチの像を建てる会」が発足。オーテピアの敷地内にハチと兵士(成岡さん)の像を建立する計画が進行中です。この物語は、戦争の中で育まれた命の尊さと平和の大切さを伝える貴重な証です。
ハチと兵士の現在までの出来事
・ 2月28日、中国湖北省の牛頭山で成岡正久小隊長が生後間もないヒョウの子を発見、救出
・ 第8中隊にちなんで「ハチ」と命名
・ 兵士たちの愛情を受けながら部隊で育てられる
・ 5月5日、成岡さんの部隊が前線への移動命令を受ける
・ ハチを日本へ送る決断をし、上野動物園への受け入れが決定
・ 5月30日、ハチが上野動物園に到着、人気者となる
・ 12月6日、明仁皇太子(当時)が上野動物園を訪問し、ハチを見学。
・ 4月、福田三郎園長代理からハチの近況を伝える手紙が成岡さんに届く
・ 7月、東京都による「戦時猛獣処分」が決定
・ 8月18日、ハチが毒殺され、剥製に
・ 8月26日、休暇で帰国した成岡さんが上野動物園を訪問するも、既にハチは亡くなっていた
・ 成岡さんが終戦後に帰国、福田園長代理の協力によりハチの剥製を譲り受ける
・ 成岡さんが『豹と兵隊』を出版
・ NHKでハチの物語がドキュメンタリー番組として放送
・ 成岡さんがハチの剥製を高知市子ども科学図書館に寄贈
・ 1月8日、成岡正久さん死去
・ 俳優 浜畑賢吉が童話『戦場の天使』を出版
・ ハチの剥製修復のための募金活動が始まる
・ 8月25日、修復されたハチの剥製が公開
・ 高知市子ども科学図書館が「日本動物大賞社会貢献賞」を受賞(ハチの物語による貢献)
・ ハチの剥製が「オーテピア高知みらい科学館」に移設
・ 門田隆将の絵本『ヒョウのハチ』など、複数の関連書籍が出版
・ 戦後80年を記念し「ハチの像を建てる会」が発足
・ 8月17日、オーテピア敷地内にハチと成岡兵士の像の建立を計画
・ 平和と命の尊厳を伝えるための募金活動が進行中
ハチと成岡さんの像建立プロジェクトにご支援を
戦争という過酷な環境の中で生まれた、ヒョウのハチと成岡正久小隊長の物語。この感動的なストーリーが伝える「命の尊さ」と「平和の大切さ」を後世に伝えるため、2025年の戦後80年を記念して、オーテピアの敷地内にハチと成岡さんの像を建立するプロジェクトが進行中です。
この像は単なる記念碑ではなく、平和を願う心を未来に受け継ぐシンボルとなります。ぜひ皆様のご支援をお願いいたします。
募金目標額:500万円
銀行振込
四国銀行 弘岡支店(店番号/852)
普通預金:5127907
口座名義:ハチの像を建てる会 会計 宮脇真理子
ゆうちょ銀行振込
◆郵便局からの振込
記号: 16410
番号: 13633701
◆他行からの振込
店名: 六四八(ロクヨンハチ)
店番: 648
預金種目: 普通預金
口座番号: 1363370
口座名義: ハチの像を建てる会
寄付金の使途
- 像の制作・ブロンズ鋳造費: 300万円
- 台座(石材・加工・設置等): 100万円
- 事業費(”ヒョウのハチ”原画展・除幕式・事務費など): 100万円
像の制作者
彫刻家 大野 良一(新制作協会会員)、吉岡 郷継
建立予定地
オーテピア敷地内 高知市追手筋2-1-1
完成予定日: 2025年8月17日